旧宅の規格住宅は外壁がガルバリウム鋼板でした。約5年間ノーメンテナンスでしたが汚れは目立たないし、綺麗な状態を維持できていました。
そして何より見た目が好みというのもあり、次に家を建てるならまたガルバにしたいと思っていました。
ただ前の家ではいくつかデメリットも感じていて、実際に住み始めるまでは不安もありました。
現在、新居で暮らし始めて5か月。新しい家のガルバは一体どうなのか。
ガルバに感じていたデメリットと、新居での感想
①雨音問題
まず一つ目に、雨音問題。小雨程度でも音が反響してうるさく感じて。外に出てみると「え?そんなに降ってないんだ」と思うぐらい、弱い雨でも家の中では大きな音に聞こえていました。
今の新居が建つまでの間、仮住まいで築60年以上の古い戸建てに住んでいたのですが(屋根と外壁が何なのかは不明)豪雨の日でも雨音が気にならないことに驚いたのです。5年間ガルバの家に住んでいたから、こんなに違うものかと。
新しい家は?
今回の家では雨音の反響はほとんどありません。
工務店の社長に相談したとき、「天井がボード系断熱材だと反響しやすい」と言われました。
前の家は、天井がネオマフォーム50mm(ボード系断熱)、壁がグラスウール90mm。気密測定はしていなかったのでC値は不明。
今回の家は、天井が高性能グラスウール16Kで210mm、壁が105mm、C値0.1。
ChatGPTに質問したところ以下のような回答でした。
- 断熱材が厚く、かつグラスウールなど音を散乱・吸収しやすい材質になった→雨が屋根や外壁に当たる→振動→音波が内部に伝わるルートが弱まった。
- 気密が良くなったことで隙間や反響空間(屋根と天井裏、壁の中、天井裏の通気層など)からの音漏れが抑えられた。
- 屋根・外壁材(ガルバ)自体が持つ雨音の“叩かれる”性質を、構造・内装・断熱・気密の組み合わせで軽減できた。
同じガルバでも、断熱や気密、構造の違いで体感がこんなに変わるのかと驚いています。
➁電波問題
旧宅は電波が入らず、家ではWiFi命という感じで。WiFiが不調だったり停電時に4G/5Gが使えないのは不便でした(過去記事参照)。
でもなんやかんやで5年間住んでいるうちに慣れてきてはいたのです。
それが、旧宅を離れて仮住まいで電波が普通に使える生活に戻ってみると「やっぱりあの電波なし生活ってストレスだったな」と実感しました。
新しい家は?
今の家は、なぜか電波が入ります。ちなみに我が家は家族全員格安SIMです。SMSも届くし(本人認証で必要な場面が多い)、電話の着信・発信も問題ないです。
なぜだろう?
ガルバに加えて、透湿防水シートがタイベックシルバー。窓がAPW330 Low-E複層ガラス(AG入り)。で、おそらく新しい家も電波は期待できないだろうと、工務店側とも話していたのです。
理由は分からないのですが、基地局が近いとか?立地の違いなのかな?
③暑さ問題
そして、もし次ガルバにするなら色は白系かシルバーにすると決めていました。黒系ガルバはやっぱり暑くて。室温への影響は少なからずあったと思います。
あと、どうせなら前の家と違う色にしたかったというのもあります。
新しい家は?
新しい家はシルバーにしました。実際に夏を過ごしてみて、14畳用エアコン1台27℃設定で全部屋快適でした(21坪2LDK)。
ただ、住む場所や家の仕様も前の家とは全く違うので、外壁の色だけで「涼しい/暑い」と比較することは難しいですね。
おわり
高かったけど、ガルバにしてよかった。
色に関しては、シルバーじゃなくてアイボリーかホワイトにしたら良かったなぁと。少し後悔ありです。(笑)
