こんにちは、がねです。
家づくりを始めてからインスタでちょこちょこ見かけるようになった「FUTAGAMI(フタガミ)」という名前。
最初は『ふ~ん』程度で、なんとなく名前を知っているぐらいだったんですけどね。あまりにもよく登場するので気になってきました。(笑)
FUTAGAMI(フタガミ)って何?!
FUTAGAMI(フタガミ)は真鍮(しんちゅう)の生活用品ブランド。明治30年(1897年)創業の真鍮の鋳物(いもの)メーカー株式会社二上が、2009年に立ち上げました。
真鍮?鋳物?一気にムズカシイ漢字が。
真鍮って何?
真鍮(しんちゅう)は銅と亜鉛の合金。
身近なもので言えば5円玉。あの5円硬貨も真鍮なんですよね。
真鍮は最初のうちはピカピカとしています。重厚感のあるゴールドという感じ。
ところが5円玉を想像してみると・・気付いたら黒く変色して錆びっぽくなりますよね。真鍮は少しずつ表面が酸化していって黒ずみのようになるのが特徴なんです。
水分に弱いため手垢や汗などですぐに変色してしまいます。
5円玉であればムムム?と感じるけども、おしゃれな小物や雑貨であればその独特な色合いがまた味になるわけです。
鋳物(いもの)って何?
さて、冒頭で出てきた鋳物(いもの)・・これは一体何なのでしょう。
鋳物とは、加熱して溶かした金属を型に流し込み、冷えて固まった後、型から取り出して作った金属製品
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8B%B3%E7%89%A9
漢字ばかりで目をそむけたくなるのは私だけでしょうか。(笑)
FUTAGAMI(フタガミ)の製品ではドアのレバーハンドルやトグルスイッチプレートなんかも人気なんですが、あれも真鍮を溶かして型に流し込んで作っていると考えたら驚きですよね。
FUTAGAMI(フタガミ)製品の特長とは?
FUTAGAMI(フタガミ)の魅力と言えば「鋳肌(いはだ)仕上げ」です。またまた専門用語が出てきてムズガシイ。(笑)
簡単に言えば、「メッキ加工していません!無垢の真鍮ですよ!」ということです。
軽く説明しますね。
先ほど、溶かした真鍮を型に流し込んで作るとお話ししましたが、FUTAGAMI(フタガミ)は、砂で作った型を使用しています。
この砂の型を壊した後は、磨いたり塗装することもせず、砂型の跡を生かして仕上げています。これが鋳肌(いはだ)仕上げ。
メッキ加工をせず、砂目や色合い、擦れ具合をそのまま残した素材そのものの味わいが特長です。こうして、FUTAGAMI(フタガミ)のあの渋くてカッコいい魅力が生まれているわけですね。
元の輝きを取り戻すためには?
経年劣化の色合いが魅力とはいえ、元の状態を保ちたい!という方もいらっしゃるかと思います。そんな時は、市販の金属研磨剤(メタルポリッシュ等)などで磨けば、ピカピカになりますよ。